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クレヒスに傷がつくとどう影響する?対処法はあるの?ノウハウを公開!

クレジットヒストリー、通称クレヒスは、20歳以上で分割払いを使ったことがある人すべてに付与されている信用情報の履歴です。いわばこのクレヒスこそが、「社会的信用」の正体です。

このクレヒスに、さまざまな理由で傷がついてしまうことがあります。では、傷が付くとどうなるのでしょうか。どう影響してしまうのでしょうか。

そして、対処法はあるのでしょうか。今回はクレヒスに傷が付くケースと、それがどう影響するか、さらには対処法についてみていきたいと思います。

クレヒスとは?

20歳を超えると、多くの人はクレヒスを持ちます。クレジットヒストリーの略で、それまでの分割払いの情報がすべて記載されています。

たとえば、深夜番組で衝動買いしてしまったアイテムなどの分割情報が、記載されているのです。また、クレジットカードを使用した履歴も載っています。

そして、重要なことには、スマートフォンの分割情報も記載されているのです。スマホは一括で買うと10万円近くするため、分割で買うことが多いですよね。あの分割情報も、いわゆるクレジットとなります。

よって、さまざまな20歳になってからの分割払いの情報が、全部載っています。

それがクレヒスと呼ばれるものです。クレヒスは非常に重要で、社会的信用の正体とも呼べるものです。

クレヒスに傷が付くとはどういうこと?

では、そのクレヒスに傷が付くとはどういう状態をさすのでしょうか。クレヒスはクレジットの分割払いの情報が掲載されていることはすでに見たとおりです。

よって、そのクレヒスの支払いが遅れたとき、つまり延滞を起こしてしまったときに、傷が付くのです。つまり、「この人は延滞を起こしました」という情報が、共有されてしまうのです。

実のところクレヒスは、すべてのクレジット会社で共有されています。

クレジットカードのA社、携帯電話のB社、住宅ローンのC社というように、すべての分割払いを扱う会社がこのクレヒスにアクセスすることができるため、ひとつのデータで傷が付くと、すべての分割払いがストップしてしまうのです。

仮に、B社の携帯電話を滞納してしまったとしましょう。1度や2度の延滞なら、とくに支障はないのです。だれでも引き落としに失敗するということはあるものです。

しかし3度以上引き落としに失敗すると、今度は「お金に困っている」「支払いがルーズ」という判断をされてしまい、クレヒスに傷が付く状態となってしまいます。

クレヒスがどう影響する?

すると何が起こるでしょうか。今度はC社で住宅ローンを組もうと思ったときに、クレヒスを参照されてしまって、延滞する人だとわかったら、今度はローンが組めなくなります。

度重なるクレヒスの延滞情報がどう影響するかというと、次のローンが組めなくなってしまうのです。

特に良く起きるのが、スマートフォンの分割払いの滞納です。スマホ代金は分割払いを組んでいる場合、意外と費用がかかりますので、気軽に延滞してしまいがちです。

分割を組んでいることを忘れて、簡単に支払いを遅らせてしまう人もいるのではないでしょうか。しかしそれは可能な限り避けたほうが無難です。

どうしてもお金がなくて、支払いができない、というときでも、将来に関わることなので、なんとしてでもお金を調達して支払うことを強くおすすめします。

どう影響するかというと、将来的にすべての分割払いができなくなります。

たとえば、スマートフォンの代金を滞納した結果、将来結婚して家を建てようと思っても、住宅ローンが組めなくなるのです。

住宅ローンだけでなく、自動車ローンも組めませんし、次のスマートフォンがほしいと思っても、そもそも分割が組めないので、一括で買うほかありません。

分割払いにすると、相当な割引がきいて楽に買うことができますが、その割引が適用されないのです。

傷が付いたクレヒスの対処法は?

滞納をしてしまうと、クレヒスにキズが付く恐れがあります。恐れがある、というのは、つかない可能性もあるからです。

1度や2度の延滞なら、誰しもあることなので見逃してもらえる可能性が高く、そのかわり、3ヶ月連続、90日単位で延滞してしまうと、しっかり傷が付くので注意が必要です。

延滞マークが信用情報データベースに記載されてしまい、それを参照した他社のローンが組めなくなります。これは非常に困ったことです。

対処法としては、直ちに支払うことが肝心です。

延滞を基本的に起こさないこと。何が何でも借りたものは返すという心持ちが大切で、これらは社会的信用に関わります。

これこそが、信頼の正体とも呼ばれるもので、お金にルーズな人はこのあたりがいい加減で、ブラックになってしまうこともしばしばです。

いったんブラックリストに入ると影響は大きく、どう影響するかと言うと将来的にローンが組めなくなり、あらゆるローンを一括で買わなければならなくなるのです。

これは金銭的にも負担ですし、ブラックリストに入ってしまうことは社会に拒絶されていることだと思ってしまって落ち込むこともしばしばです。

それでもブラックリストに入ってしまった場合の対処法

それでも、どうしても支払えないことがあるのかと思います。

お金を工面しようとしても期日までに間に合わなかった場合、またそれが3ヶ月以上続いてしまって、ブラックリストの登録されてしまった場合、どうしたら良いのでしょうか。

その場合は、まず完済をすることです。完済できなければ、債務整理や自己破産といった法的手段をとることになります。まずは債務の状況を明らかにして、しっかり整理してください。

完済をしたら、そこから再出発のスタートです。ブラックリストの対処法として、完済から数年経つと、ふたたびブラックリストが解除されるという仕組みが揃っています。

すなわち、再出発の仕組みが整っているのです。これは絶対に覚えておいてください。ブラックリストになっても、時間が経過することで対処法はあります。

しかし、すぐにブラックリストは解除されません。5年から10年程度、待つ必要があります。

クレヒスがクリアされて、スーパーホワイトの状態になります。スーパーホワイトとは、過去に分割を組んだことがない20歳の人と同じ状態になるということです。

クレヒスがスーパーホワイトは場合によっては警戒されるので注意

クレヒスがスーパーホワイト状態に戻ったとします。数年経過し、過去の滞納歴がなくなるので、また分割を組めるようになるのです。

しかし、たとえば、25歳で延滞事故を起こしてブラックリストに入り、7年経って信用情報がクリアされてスーパーホワイトに戻ったとします。その時点で32歳です。

そこから、32歳になった状態で、またクレジットカードに申し込んだとします。クレジットカード会社は、32歳の人が、いままで一度も分割を組んだことがない状態で申し込んでくるのを非常に警戒するのです。

通常、一度もクレジットカードを使ったことがなく、また携帯電話の分割も行わないということはめったにありません。よって、この人は一度ブラックリストになり、それが解除された可能性があると疑われてしまうのです。

疑いではありますが、あたっている疑惑です。

よって、そこで前のブラックリストの可能性を懸念して、クレジットカードの審査に通らないことがあるのです。

警戒されてしまうことがありますが、これはこちらでは対処法がありません。

そんなときは、比較的審査がゆるい、甘いクレジットカードを使うことをおすすめします。

「アコムACマスターカード」「楽天カード」といった、ブラックリストでなければ加入できるとされる審査が甘めのカードです。

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たとえばアコムなら、審査通過率40%なので、審査に通りやすいため、スーパーホワイトでも問題なくカードを作ることができる可能性が高いのです。

ブラックリストが解けて数年たつと、またクレジットカードが作れるようになります。

そして、審査が甘めのクレジットカードを作って、それを使って少しずつまたクレヒスを積み上げていく他ありません。それが遠回りなように見えて一番の対処法です。

自分のクレヒスに傷が付いたかどうか確認する方法

1度や2度の延滞なら、まだセーフなことが多くなっていますが、それでも何度か繰り返しているうちに、自分がブラックリストなのか、ギリギリ信用情報はきれいなのか、傷が付いていないのか気になると思います。

そんなときは、問い合わせをすることで、自分のデータベースの情報を知ることができます。

問い合わせ先は、その信用情報データベースが記載されている会社です。CICと呼ばれる会社が代表的です。

そうした会社に問い合わせて、自分のデータがどうなっているか確認することで、いまブラックリストでローンが組めないのか、それとも組めるのかが分かるようになります。

情報開示には1000円かかりますが、それでも自分の情報が不安な場合には、不安を解消してくれるので、おすすめです。

もしもそこで、2ヶ月連続で延滞になっているのでしたら、対処法としてすぐに支払いを完了し、3ヶ月の延滞にならないよう注意する必要があります。

そうした使い方ができるので、いまボーダーの方は、支払いも大事ですがこちらでCICに情報開示することもとても大切ではないでしょうか。

特に住宅ローンはクレヒスを重視するので注意

クレヒスはあらゆる分割に関わってきます。クレヒスを使わない審査をうたっている業者もありますが「審査なし」などの看板を掲げている業者は非常に危険です。

審査をしないということは違法業である可能性が著しく高く、貸してもらう瞬間は良くても、莫大な金利を取られ、さらにはそれを払えないでいるとさまざまな嫌がらせをされて日常生活に響きます。

警察にいっても弁護士事務所にいっても嫌がらせが止まらないというリスクもありますので、クレヒスを使わないと明言している闇金業者には関わらないようにしましょう。

正規の業者はすべてクレヒスを使っています。なかでも厳密に使うのが住宅ローンの審査においてです。つまり、銀行での審査となります。

住宅ローンを組むとき、銀行はあなたの信用情報の開示請求を行います。そして、ひとつでも延滞のマークがあったら、警戒して住宅ローンを貸してくれない可能性が高いのです。

銀行は特に審査が厳しいということは想像付くと思います。住宅ローンは高額かつ超長期の借り入れになりますので、非常に厳密に審査されるのです。

また、審査の条件として「過去1年以内に、延滞がない人」という条件があるケースも多くなっています。住宅ローンを借りたいと将来的に思う可能性があるのであれば、クレヒスには非常に気をつけなければなりません。

スマートフォンの延滞やクレジットカードの延滞に気をつけてください。

万が一クレヒスに傷が付いたなら、2年待つ

クレヒスが延滞状態になってしまい、それでも放置していると、ブラックリストに入ってしまいます。そうなると、数年待たなければ解除されないので、その間は現金主義の相当不便な生活が待っています。

しかし、一度の延滞なら、まだセーフです。

延滞の情報が記載されているので、銀行の住宅ローンでは不利になる可能性がありますが、延滞の履歴は2年分しか掲載されておらず、延滞の記録が押し出されて常に最新の記録になるのです。

すなわち、2年間我慢すれば、その延滞の記録は見た目上、問題なくなります。

もちろん延滞をさらに続けてブラックリストに入ってしまってはダメですが、1度や2度の延滞であれば、こうして2年間ちゃんと使うことで、過去の記録が消えていくのでおすすめです。

2年間クレジットを利用することでよりクリーンに

さらに対処法として、最新のデータが2年分掲載されているので、延滞を起こした後、カードが使えるのであればそのクレジットカードを順調に使い続けることをおすすめします。

少額でもいいので、カード決済を使用し、そして今度こそ遅れないように入金していきます。

すると、どんどん、良好なクレヒスが貯まっていって、過去の延滞のデータが追いやられていくのです。

2年経てば、その過去の延滞は見えなくなりますので、新しくカードローンやクレジットカード、そしてスマホの分割や住宅ローンを申し込んだときに、クリーンなデータが業者にみえるので、審査に通りやすくなります。

少なくとも、延滞マークが見えているので落ちるというリスクから開放されます。

よって、1度2度延滞してしまった場合は、2年間ちゃんとクレジットを使って、データを消去することを意識するのが良いのです。

2年間という時間を覚えておきましょう。そして、コツコツ使っていけば、延滞は過去のものとなります。

クレジットカードの解約がどう影響?

実はクレヒスにどう影響するかしっかり見ておかなければならないのが、クレジットカードの解約です。

一般的に、クレジットカードを魅力的だと感じるのは、年会費無料であったり、初年度年会費がかからなかったりするケースが多いですよね。

しかし、クレジットカードの発行会社にとっては、コストがかかっています。

また、年会費無料のカードで、5000円程度のポイントがもらえたり、数千円のギフト券がバックされたりすることもあります。そのポイント狙いでカードを作る人も多いのではないでしょうか。

コストが掛かっているので、契約してポイントをもらい、すぐにクレジットカードを解約されてしまっては、クレジットカード会社にとって大きなダメージとなってしまいます。

よって、クレジットカードは解約履歴も信用情報に残ることになっています。

これはどういうことかというと、クレヒスに解約履歴がのこるので、次のクレジットカードを契約しようと思ったとき、その情報が参照されてしまって、「この人はクレジットカードを作ってもすぐに解約する、ポイント獲得狙い」という印象を持たれてしまうのです。

ポイント獲得狙いでクレジットカードを作り、解約することは、本当に良くないことで、発行元にも損失を与えることとなりますし、自分自身も新規クレジットカードを作りづらくなるというペナルティがあるのです。

よって、カードを作って即解約するのは避けましょう。

ただし、どうしても解約したいクレジットカードがあるなら、半年後にはそのクレヒスは消えますので、半年後に解約するのが良いと思われます。

1枚ぐらいなら、即解約しても問題になりませんが、何枚も解約すると、よくありませんので覚えておいてください。

即解約もクレヒスに影響しますので、対処法としては半年あけてから解約することで、クレヒスにのらなくなります。