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クレジットカードでお得になる方法は?納税でポイントを貯める!

納税は国民の義務なので、収入のある人すべてに課されているものです。

国民の義務なので誰も逃れることはできません。現金が出ていくものなので、あまり喜んで納税、というわけにはいきませんよね。

しかし、クレジットカードで納税するという仕組みを国が整備しています。いくつかの税において、クレジットカードによる納税ができるようになりました。

つまり、税金の支払いでポイントが貯まりますし、困ったら分割払いもできるのです。今回はそのことについてみていきましょう。

直接クレジットカードで納付する方法

いままでも裏技としてクレジットカードで納税する方法はありました。

それが、セブンイレブンのnanacoにクレジットカードでチャージして、そのnanacoで税金をセブンイレブンにて支払い、さらにそこからポイントを手にするというものです。

単純なようでいて、意外と知られていない裏技です。

しかし、国税はクレジットカードで直接納付できる方法を2017年から実施しています。ただし、クレジットカードの決済手数料は、納税者負担となります。

通常、飲食店やショッピング店舗においてクレジットカードの決済手数料をユーザーに負担させることはないので、これは少しおかしいですね。

しかし国側が決済手数料を負担するとなると、税金で負担することとなるので、公平性の観点からこうなったのかもしれません。

1万円ごとに73円の決済手数料がかかります。

これまでは自動車税や重量税に限られていたクレジットカード納付が、所得税、消費税、法人税、相続税、贈与税、さらには住民税、固定資産税、そしてふるさと納税に至るまで、クレジットカード払いが解禁されました。

さらに、納税とは少し違いますが、社会保険料といった国民健康保険の代金も、クレジットカード払いが可能となったのです。

現在できる納税の方法

では、納税に関して、いまできる選択肢はどのようなものなのでしょうか。

まず、現金で銀行にて納付する方法。納税額が記載された納付書が送付されてきますので、納付書を持って銀行に赴きます。そして窓口で納付書を提出し、同時に納付して終わりです。

また、税務署でも税金を支払うことができます。同じ様に現金と納付書を持って税務署にいき、そこで窓口納付するという形です。

ただし、税務署は2月から3月にかけて、とてつもなく混んでいるのでその時は銀行納付のほうがおすすめです。

さらに、納付書にバーコードがついている場合は、コンビニでも納税できます。コンビニに納付書と現金を持っていって、レジではんこを押してもらうだけです。通常の電気代を払うのと同じような形で納付できます。

他にもある納税の方法

所得税の個人と、個人の消費税に関しては、振替納税も可能です。銀行や税務署にわざわざでかけるのは面倒ですし、それに納税額が大きくなると現金を多く持ち歩かなければなりません。

それらを避け、楽にするために、自動引き落としにします。これは税務署が変わるまで、すなわち税務署の管轄が移動になるまで有効で、個人なら引き落としが可能となるのです。

ちなみに法人関連の税は引き落としが不可能ですので、気をつけましょう。

さらにインターネットバンキングによる電子納税があります。自宅のインターネットから、税金を関係役所の口座に送金することで、納付が完了します。

ただし、領収書やはんこは押されませんので注意が必要です。

納税には変わりありませんが、少し面倒なことは事実です。自分でインターネットバンキングを開設し、公的機関の口座に入れなければならないからです。

そして、クレジットカードによる納税!

そして、他の方法として、クレジットカードによる納税があります。

ただし、100万円未満の納税に限られています。

VISA、Mastercard、JCB、AmericanExpress、Diners Club、TS CUBIC CARDなどのブランドがついているクレジットカードが対象です。

1万円ごとに73円の決済手数料がかかりますが、それでも納税できるのは嬉しいですね。

nanacoで払うという裏技でポイントを得る

コンビニチェーンのセブンイレブンが発行している電子マネーシステムがnanacoです。そのnanacoでは、コンビニチャージができます。

基本的に、コーヒーやおにぎりなど、日常の食品やちょっとした品物を買うのに優れているナナコですが、税金の支払いをレジで行うのにも、最適です。

なぜなら、ナナコは便利であるだけでなく、ポイントが貯まるので、チャージしたnanacoに電子マネーで納税することができるのです。

ただし、チャージには上限があって、5万円までとなっています。センターで預かってもらうこともできますが、それをプラスしたとしても10万円が限度なのです。

よって、残りの額は自分で現金にて納税することになります。

5万円というと、還元率1%でもポイントは500ポイントなので、チャージの手間を考えると、お得かそうでないかは微妙なラインです。

ただし、nanacoは1枚あたり1枚のクレジットカードが登録できますので、いくつかのnanacoを持つことで、限度額を高めることもできます。

税額が確定しているのであれば、nanaco支払いはお得になります。

国税のクレジットカード支払い方法

国税でクレジットカードを使って支払う方法は極めて簡単です。支払いサイトから5分で可能になりますので、個人情報と税目を選択し、そしてクレジットカード情報を入力したらそれで完了です。

とても簡単なのに、なぜ今まで実装されなかったのだろう、というぐらい、シンプルなサイトなので間違うことはないと思います。

ただし、ドメインがnoufu.jpになっていることをしっかり確認して下さい。海外、とくに中華系の偽サイトが、クレジットカード情報を狙っている可能性があります。

個人情報と税を選び、そしてクレカ情報を登録するだけなので、とっても簡単です。

2017年になってようやく実装されたので、まだまだ周知されていませんが、ぜひ積極的に使ってください。

ポイントがもらえるのでお得

クレジットカード払いで納税できるということは、ポイントの還元があるということです。

ただし、1万円ごとに73円の決済手数料を取られてしまうため、それ以上の還元率があるクレジットカードであれば、お得になります。

1万円で73円となると、還元率が0.073%以上ないといけないので、0.1%以上の還元率を持ったクレジットカードなら、より効果的にポイントを貯めることができます。

多額の現金を持ってコンビニに向かうのは、あまり良いことではありません。落とすリスク、犯罪に巻き込まれるリスク、そして多額の現金を数え間違うリスク等、トラブルが待ち構えています。

それなら、自宅のパソコンからインターネット経由で国税サイトにアクセスし、そこでクレジットカード払いができるのであればそれに越したことはありません。

0.1%以上、すなわち1万円で100円以上のポイントが付くクレジットカードであれば、手数料を引かれてもお得になります。ぜひやってみてください。

ポイントの還元率が0.1%を下回ってしまうクレジットカードはあまりないものと思われます。

めったにありませんが、もし今使っているクレジットカードが0.1%すなわち、千円分の買い物をして1ポイントしか付与されないのであれば、それはクレジットカードを見直すチャンスです。

世の中には、還元率が1%や1.5%のクレジットカードが多数あります。そうした高還元率のクレジットカードを使うと、10万円の納税で1500ポイントもつくのでおすすめです。

この納税によるポイントに加えて、日常生活の決済でも次々ポイントが貯まっていきますので、貯める楽しみ、使う楽しみが生まれます。

リボ払いは損なので延滞のほうがマシ

クレジットカードで納税できるようになると、一番嬉しいのはポイントが付くことです。これで納税のモチベーションになるのではないでしょうか。

ポイントが付くのは誰しも嬉しいことなので、納税意欲が高まりますね。

しかし、クレジットカードで納税することにはもうひとつメリットがあります。それが、分割払いやボーナス一括払い、そしてリボ払いが納税で使えるということです。

納税に際して、クレジットカードを使えば、一括以外の納付方法も選択できるということになります。納税負担は極めて大きいので、これなら助かりますね。

それでも、納税が第一だということをご存知でしょうか。基本的に、市税や所得税の納付が健康保険よりも優先しなければならないのです。

しかし、納税資金に困っている人もいるのではないでしょうか。租税は高すぎて、なかなか払うのが困難であるという場合もあると思います。

そんなときは、病院にいくための健康保険から手持ちの資金を支払い、さらにそこで資金が余れば、各種租税公課を支払うのが良いのではないでしょうか。

納税資金が足りないとき、分割払いも可能です。そしてリボ払いも可能なので、月々1万円や15000円程度の支払いで、納税を行っていくこともできます。

しかし、リボ払いは金利が極めて高くなります。よって、どうせリボにするのであれば、税務署や市役所にかけあって、税金を分割にしてもらったほうが良いと思われます。

リボ払いはあまりに総支払額が高くなりすぎます。税金をまとめてしはらうことになるので、延滞税等はかかりませんが、今度はリボの金利が極めて高くなってしまうのです。

よって、リボ払いで15%以上の金利を支払って納税するぐらいであれば、最初から役所に相談して分割を認めてもらったほうが良いと思われます。

役所の納税資金、分割が認められることも

もちろん、延滞税が付くことも多いのですが、納税資金がなくてリボを使うぐらいであれば、役所に相談したほうが良いでしょう。

生活状況によっては、延滞税なしで、分割してもらえることもあります。

とにかく、役所は税金の申請を無視することそのものを極めて嫌いますので、相談にいくことをおすすめします。

分割が認められることが多いので、まずは納税意欲を示すこと、そしてクレジットカードの支払いでは金利が高いので、役所での分割払いを認めてもらいたいということを示しましょう。

経済状況を詳らかにする必要がありますが、それでも受け入れてもらえることが大多数です。

クレジットカードでお得になる納税は一括払いのみ

つまり、クレジットカードでお得になる納税方法は、一括払いのみとなります。一括払いで、ポイントをすべてもらってはじめて、クレジットカードの納税がお得になるのです。

分割払いやリボ払いを使ってしまうと、金利がかかるのでお得にはなりません。

さらに、それらの金利は相当な負担があり、得たポイント以上に金利がかかり、加えて、役所の延滞金以上に負担も大きいので、クレジットカードで分割納付することのメリットはほとんどありません。

税務署や役所、国側としては、クレジットカードで取りこぼしなく税金を徴収し、分割払い等は好きにして欲しい、ということなのでしょうが、クレジットカードで納税する際には、役所にいって相談したほうがマシであるということを覚えておきましょう。

役所で相談しても、クレジットカード納付を進められるかもしれませんが、一括で支払う体力がないのであれば、役所での分割納付を絶対に選択してください。

クレジットカードのリボ払いは、使い方にコツがあり、上級者でなければ使いこなせない、完済できないところがあります。

よって、あまりリボ払いに慣れていない方は、納税資金でリボを使うのは避けましょう。

領収書が出ないので注意

納税証明書が必要であれば別途もらう必要があります。

クレジットカード納税の場合は領収書が出ませんので注意が必要です。クレジットカードには明細が発行されますので、そちらを確認することとなります。

たとえば、何か融資を受けたいと思ったとき。住宅ローンなどの審査や、ビジネスの融資において、納税証明書が必要です。

役所と銀行は関係ないのになぜ?と思われるかもしれませんが、それにはわけがあります。

一般に、税金の支払いをしていないということは、お金に困っていることでもあります。よって、融資を目的外に使われてしまうリスクがあるのです。

それを避けるために、納税証明書の提出が義務付けられているケースがほとんどです。

住宅ローンや自動車ローン、そして各種融資において、銀行に、自分が税金を滞納していないということを証明する書類が必要です。

クレジットカードの納税において、現金を直接窓口で納付するのとは異なり、領収書は発行されないので、明細をしっかり確認してください。

家計の収支がわかり、把握することができる

クレジットカードは毎月、締め日があります。よって、明細が発行されて、その前月の使用状況がわかります。

よって、支払いを日常のクレジットカードで行えば、納税分および生活費が一元管理できるので、どこをどうやって収支を合わせるかが確認できます。

明細がないと、どこで節約すべきかがわからなくなります。たとえ、けっこうな稼ぎがある人であっても、納税資金は大きいため一度で納付しきったら家計になかなかの負担がかかります。

よって、明細をしっかり管理することで、家計のコントロールにもつながります。

キャッシュフローも改善します。多くのクレジットカードにおいて、支払いは決済日の2ヶ月後というケースが多いので、その間にじっくりと資金を準備することも可能です。

現金ならその場で支払わなければなりませんが、クレジットカード納税の場合は、少し遅らせることができるのです。

クレジットカードの種類、税金の種類によっては、受け付けてもらえないところも

そんなお得になるクレジットカードによる納税ですが、クレジットカードの種類や税金の種類によっては、クレジットカード納税ができないこともあります。

クレジットカードは一般的なVISAやMastercard、JCBなどであれば、特に問題なく決済できます。

しかし、他のマイナーなクレジットカードは通じないケースがあるので注意が必要です。国税庁のホームページなので、制限があるのかもしれません。

また、税金の種類にも注意です。特に地方の役場においてのクレジットカード払いは、税金の種類によっては受け付けてくれないケースがあります。

このように、いろいろな制限はありますが、それでもクレジットカードによる納税は、ポイントがもらえてお得です。

ポイントを貯めれば、あとは通常のポイントと同じ様に使うことができるので、ぜひお使いください。