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クレジットカードの返金処理はいつどのように行われるか解説!

クレジットカードを使って決済をしていると、返品やキャンセルが発生することだろうと思います。キャンセルが起こったとき、返金処理はどのようになっているのでしょうか。

クレジットカードを経由して、いつ、どのように返金処理が行われるのか、しっかり学びましょう。

返金には手数料がかかる?
返金までの時間はどの程度?
ポイントの処理はどうなる?

など、さまざまな疑問があることだろうと思います。

返品・キャンセルに関する疑問について、解説していきたいと思います。

クレジットカードの返金処理における流れを確認!

クレジットカードの買い物をキャンセルするとどうなるのでしょうか。すでに購入し、決済してしまったものに対して、買い物を返品することはごくまれにあることだろうと思います。

ここで、クレジットカードで買ったものを、現金で返すことはできないので注意が必要です。また、別の口座を教えるから、そこに返金してほしいということも難しいのです。

クレジットカードにおける返金処理は、クレジットカードを通してのみ行われます。そして、すぐに返金されるわけではないのです。

返金はクレジットカードの利用状況にも関わりますので、今回いつ、どのように返金されるか解説していきます。

基本的には、店舗において返金処理がなされます。クレジットカードの返金では、店舗において返金をすることになります。

クレジットカードの発行元に連絡するわけではありません。たとえば、楽天市場で購入したアイテムを、楽天カードに申し込む必要はないのです。

カード会社があなたから連絡を受けても、特に何かできることはありません。必ず、クレジットカードを決済した店舗に対して、返金処理を依頼する必要があるのです。

購入したお店のことを加盟店と呼びますが、その加盟店に対して、返金処理を依頼します。

たとえば、現金での買い物は、現金でリターンされますよね。それとは異なり、クレジットカードでの買い物は、カードの支払い予定のお金からマイナスされるという処理となります。

返品を依頼して、それがOKであった場合、返金されたかどうかはクレジットカードの明細をチェックして確認します。カード会社は関係なく、その購入店舗との交渉次第、という形になります。

カードの請求分がキャンセルされる

クレジットカードで購入し、その後キャンセルすると、今度は購入店舗からのカード会社に対しての請求がキャンセルされます。

そこでもう確定日を過ぎており、その後のキャンセルとなった場合には、いったん請求額が確定したあとに、さらに返金を相殺するという形となります。

ちなみに、クレジットカードの決済で覚えておきたいことのひとつに、手数料があります。クレジットカードは加盟店が手数料を負担しています。

手数料は、加盟店の業種によって異なります。水商売のお店など10%になるケースもありますが基本は数%です。

ここで加盟店があなたに現金で返金してしまうと、売上が発生していないのに手数料だけ支払うということになってしまい、大損となってしまいます。

よって、現金での返金はできなくなっているのです。

口座に入金されることもあるので注意

更に、クレジットカードの請求分から相殺されると伝えましたが、カードの支払額の予定が、購入し、返品したものの額よりも少ない場合は、相殺できません。

そうなると、引くことができなくなります。するとどうなるのでしょうか。

その場合は、カード会社のほうから、あなたの引き落とし口座に返金される、という処理となります。

もしもクレジットカードの返済を口座ではなくコンビニ払い等になっていて、口座がわからない場合は、郵送で口座を指定し、そこに振り込む形となるのです。

そのため、返金処理が確実になされたかどうか、差額が入金されて返金されているかどうかは自分で確認する必要があり、しっかりと通帳を記帳してチェックすることが大切です。

今はオンラインバンキングなどもありますので、そうした形で、「返金しました」という連絡だけで終わらせないことが大切です。

返金手数料はかかる?かからない?

先程みたように、自分の口座に振り込んで貰う場合の手数料はどうなるのでしょうか。振込に関しては、さまざまな手数料がかかることだろうと思います。

しかし、返金の際に口座を使った場合でも、手数料はかからなくなっています。

しかし、交通系の精算は手数料が差し引かれるケースがあるので注意が必要です。

交通系の返品は、220円の返金手数料がかかりますが、これは決してクレジットカードの返金ではなく、JRそのものの手数料です。

さらに、他にもJRだけではなく、返金に対して一律で手数料を定めている加盟店もあります。

ただし、この返金手数料は交渉次第でなくなるケースもありますので、加盟店側と交渉してみるというのもありです。

しかしあまりに強引に手数料の無料化を求めると、次から取引を受け付けてもらえない拒否される可能性がありますので、基本はスムーズに手数料を支払うことをおすすめします。

さらに、楽天市場などの一部モールでは、返金に対して制限が発生していることもあります。たとえば、利用者都合での返金は手数料や送料が差し引かれる、などの場合です。

返金理由が、店側に原因があるものでしたら、送料なども無料で着払いにて行われますが、もしもあなたの都合で返品するものであれば、送料が差し引かれてしまうのが大多数となります。

これは冷静に考えれば当然のことで、自分の都合で一度買ったものを返金するのであれば、自己都合になりますので、店側が負担していた何らかの手数料や手間賃を、あなたが負担することは仕方ないことです。

どの程度の手数料が差っ引かれるのか、店側にきちんと確認し、自分の通帳への返金額と照らし合わせて、正確に処理が行われているかどうか、確認する必要があります。

クレジットカードの返金処理は最長2ヶ月程度

クレジットカードの返金については、最長で2ヶ月かかります。

サービスのキャンセルなら即座に手続きできますが、返品処理が生じている場合には、カード会社へ加盟店から連絡しなくてはならないので、そのため時間がややかかるのです。

返品にはそのための時間もかかりますし、商品を送るための日時も発生します。検品もあるでしょうし、返品したものをチェックする期間もかかります。

しかも、相手は法人の場合がほとんどなので、営業日でカウントしなければなりません。ネットショップは土日が休みのケースがほとんどとなります。

返品処理については、早く意思決定して送付すればするほど、返金の処理は早くなります。しかし、それがゆっくりになればなるほど、返金もまた後ろにずれていくのです。

返金処理が2ヶ月以上待っても何も発生しなかったら

返金されたかどうかは、しっかり通帳をみたり利用明細を確認したりして、チェックすべきです。

では、そこでもいくら待っても反映されない場合はどうしたら良いのでしょうか。そんなときは、まず自分から、加盟店に聞いてみることが大切です。

最初は加盟店に聞きます。返金処理がされたかどうか、忘れていませんか、というようなことを問い合わせしてみましょう。忘れていてもあとから返金処理はできますので、安心してください。

そして、忘れていたり、締め日をまたいでしまったりした場合には、またあと1ヶ月遅れる可能性があるので、確認をしっかりしましょう。まずは通帳を記帳し、加盟店に確認します。

万が一のことを考えて、返品にまつわる書類等は残しておきましょう。メールや電話の記録といったものです。

最悪、カード会社に連絡してみる

続いて、加盟店のほうではすでに返金処理が終わっていた場合、カード会社に連絡しましょう。

マイナスの履歴が載らない場合もあることがあるので、カードの裏面に載っているカード会社の電話番号に電話して、紙の明細や電子の明細に、マイナス処理がされていないことを説明し、しっかり対応してもらいます。

ポイントも減殺されるので注意

最初のクレジットカード決済時、ポイントが付与されています。

しかし、返金を受けた場合はポイントも相殺されます。クレジットカードの代金が発生しないので、ポイントがつけられていた場合はマイナスされて、もとの使う前の状態に戻ってしまいます。

これはシステム上当たり前のことで、もしも買い物などにポイントをすでに消費してしまっていた場合は、マイナスで計上されます。

次のポイントからまた、そのマイナスと合算されて、計算していくことになります。一時的にポイントの合計がマイナスになることもあるので、びっくりしないようにしてください。

ポイントが付いた直後から、マイナス計算される前に、ポイントを使ってしまえば、ポイントをただで手に入れることができるのは事実です。

しかしこれをしてしまうと、わざとやっている場合は詐欺罪に該当するケースがあります。カード会社が、悪質だと判断した場合は、告訴することもありますので、非常に危険です。

絶対にポイント狙いの返品はやめましょう。詐欺罪は、安全な社会を攻撃する罪として一発実刑もありえます。

ポイントごときでと思われるかもしれませんが、自分のためになりませんので、ポイントを不正利用するための返金処理は絶対に避けてください。

加盟店側は手数料も相殺される

なぜ、クレジットカードの加盟店は、返品・返金処理となると、その場で現金にて返してくれないのでしょうか。それは現金で返してしまうと、手数料が相殺されずにかかってしまうからです。

加盟店は、クレジットカード会社に対して、売上、つまりクレジットカード代金の数%を支払っていることはすでにお伝えしました。

その数%がクレジットカード会社にとって、利益のもととなっているのです。クレジットカードの利用において、店側は負担がかかり、その分だけ一般ユーザー、つまりあなたや私達は負担がありませんよね。

商品やサービスの代金だけでよいので、カード会社はどこから利益がでているのか、不思議に思ったことはありませんか。

それは加盟店が数%の手数料を負担しているのです。その手数料は、カード会社の利益になり、利用者側が負担する必要はありません。

しかし、加盟店の経費として出ていくものです。クレジットカードの返品・返金処理が行われたとき、手数料だけ取られてしまっては、加盟店はいくら数%とは言え大損することになります。

正式な契約がキャンセルされたことになりますので、この手数料は加盟店に戻され、相殺されます。

クレジットカードにおける返金処理の流れ

では、いつ、どのようにクレジットカードの返金処理が行われるのでしょうか。まず、利用者がクレジットカードを使ったときの流れをみなければなりません。

利用者がクレジットカードを使ってお店で商品やサービスを購入します。すると、カード会社は、利用者からあとあと、請求をかけます。これが引き落とし日です。

そして、引き落としたあとで、精算され、クレジットカードの会社から、加盟店に代金が支払われます。これが通常の流れです。

そして、返金処理があった場合には、加盟店はクレジットカード会社に、キャンセルする商品のデータを送付します。そして、カードの決済はキャンセルであったことを通知するのです。

ここで、まだ確定する前のタイミングでは、相殺されてキャンセルとなりますので、請求書の範囲内で、お金の計算が行われます。

10万円の商品をキャンセルし、その月の請求額が30万円だった場合には、マイナスされて結果は20万円の請求となります。

マイナス表示で請求書に載りますので、マイナス表示されているものが返品処理されたものとなります。

仮に、締め日をまたいでしまって、すでに請求額が確定していた場合はどうなるのでしょうか。

締め日をまたいでしまって、締めた後にキャンセルをした場合には、いったん支払う必要があります。そして、次の月の請求額からマイナスされます。

海外での買い物をキャンセルした場合に注意

クレジットカードでの買い物をキャンセルする場合に、注意することがあります。それは、海外での買い物をキャンセルした場合に、為替レートが変動してしまうということです。

一般的に、クレジットカードで海外において買い物をした場合は、カードの利用日ではなく、買い物データがクレジットカード会社のセンターに届き、換算した日に対して行われます。

そのときの換算日における為替レートで計算されるので、返金処理をした場合に、その返金日のレートで処理をされるケースもあるのです。

返金日で処理をした場合に、為替レートが異なって、少なく返金されることがあります。多く返金されることはまずありません。

それをすると、キャンセルしたほうが利益になってしまうので、多く戻されることはまずないと思いましょう。

ただし、決済したデータがセンターに届いた日よりも、返金をした日のほうがあきらかに金額は少なくなるときがあります。

そのときは、クレジットカードの返金処理において、少ない金額が戻される場合がありますが、それが海外のショッピングとキャンセルというものです。為替レートがあるので仕方ありません。

クレジットカードの利用でわからないことがあったら

クレジットカードの利用でわからないことがあったら、すぐにカード会社に問い合わせしましょう。

こうしたキャンセルの手続きは、今回の記事でわかることだろうと思いますが、それでもいつの返金日になるか知りたい、具体的な日取りが知りたいなどの場合には、クレジットカード会社に問い合わせるのが良いでしょう。

その問い合わせ先ですが、クレジットカード会社の名前で検索して、公式の問い合わせページから見てもいいですし、クレジットカードのプレートの裏面に書いてあるはずの連絡先に問い合わせても構いません。

フリーダイヤルが多く、親切丁寧に答えてくれるケースがほとんどですので、遠慮なく聞きましょう。

返金のタイミングや処理がきちんと進んでいるかどうかは、基本はキャンセルをした店舗に聞くべきものです。しかし、問い合わせても要領を得ない場合はあります。

そんなときは、クレジットカード会社に連絡するのが理想です。

キャンセル処理はめったにないことでしょうが、ありえることです。

もしもうまくキャンセル処理が行われない場合、トラブルになった場合は、消費者ホットラインや国民生活センターに問い合わせて、しかるべき対処を頼んでください。

経緯をしっかり説明して、明細書を準備して、話を進めていくと良いと思われます。

(AnyBlue事務局)