マイルを貯めて無料でフライトしたいという気持ちがあるのではないでしょうか。
そして、そうはいってもそれほど飛行機には乗らないので、普段の買い物で貯めたいと思う陸マイラーに、おすすめのマイルが貯まりやすいクレジットカードをご案内します。
基本的に、もっともマイルが貯まりやすいクレジットカードは、JALカードやANAカードです。
陸マイラーということは、あまり飛行機に乗らないことでしょうから、陸地で、すなわち日常生活で、マイルを貯めることになります。
マイルを貯めるのは2パターン
マイルが貯まりやすいのは2パターンです。
ひとつは、JALカードやANAカードを作って、航空会社のマイルが直接、どんどん貯まっていく方向に、クレジットカードを使いまくるのがおすすめです。
フライトだけでなく、日々の光熱費やスマホ代、日用品の買い物、洋服などの買い物で、マイルを貯めるのがおすすめです。
JALカードやANAカードなら、200円の買い物に対して、1マイルが貯まるなど、かなりお得なレートになっていますので、マイルが貯まりやすいのではないでしょうか。
さらに、他にもマイルを貯める方法はあるので覚えておいてください。それが、他社のクレジットカードから、ポイントをマイルに換算するということです。
オリコカード・ザ・ポイントや、楽天カードといった、かなり還元率の高いクレジットカードを利用して、ポイントをどんどん貯めていきます。
還元率は1％以上になるので、使えば使うほど、ポイントが貯まっていきます。そして、１万ポイントなど、ある程度ポイントが貯まったら、その時点で、交換を行います。
交換レートなどに気を配りながら、1ポイント0.5マイル換算が多くなっていますが、もっとレートの高いクレジットカードも探せばあります。
そうやって、二通りの方法で、マイルを貯めることができます。この二通りの手段は、クレジットカードの選択にも関わってきます。
JALカード、ANAカードを選ぶか、それとも楽天カードやオリコカード・ザ・ポイントといったポイント系カードを選ぶか。
いずれにせよ、ポイントやマイルが効率よく貯まるクレジットカードを選ぶことが、マイルをたくさん貯める近道です。
航空券として使うのが一番お得
航空券としてマイルを使うのが一番の近道です。マイルはそもそも、フライトして貯めるものだけではないので、日常生活でもマイルを効率よく貯めることができます。
しかし、使うシーンではどうでしょうか。
マイルは、たとえばANAのマイルの場合、ANAのネットショッピングサイトで家電製品等と交換できます。しかし、家電製品に交換してしまっては、明らかに損します。
それなら、最初からAmazonやヨドバシカメラドットコムで買ったほうが、よほどお金に困っていて家電製品が壊れた、などでない限り、ネット通販で最安値にて購入したほうがお得です。
マイルは、航空券にするのが一番お得なのです。
特に、国際線の航空券を買うのがお得で、1マイルが数円から数十円の価値を持ってくれます。
買い物だったら、1マイルが0.数円にしかならないケースが多いので、マイルを貯めるのであれば、航空券を狙うのが一番といいますか、航空券があるからこそ、マイルを貯めるのではないでしょうか。
この無料の航空券を特典航空券と呼びますが、ANAでもJALでも、マイルを貯めることができます。
LCCはあまりマイルの価値はないので扱いませんし、海外の航空会社はそれはそれでマイルを貯める価値はありますが、なかなか同じ航空会社をつかい続けるということがないと考えられるので、今回は例外として、取り扱わないことにします。
基本はJALとANAでマイルを貯めていく形となります。
では、JALとANAならどちらが良いのでしょうか。基本は、自分が希望する航空券のフライトがある方を選びましょう。
JALカードならマイルが貯まりやすいので圧倒的におすすめ
そして、JALの航空券に関心を持ったら、JALカードがもっともおすすめとなります。
なぜなら、JALカードのレートは200円で1マイルとなり、0.5％換算なのですが、ショッピングマイル・プレミアムに加入することで、100円で1マイルが貯まるようになるのです。
このショッピングマイル・プレミアムは非常に人気で、JALの公式サイトによると、JALカードの保有者のうち、約7割がこのショッピングマイル・プレミアムに加入しているとされます。
それぐらい、お得度が高いオプションなのです。
しかも、本会員がこのショッピングマイル・プレミアムに3240円払って加入すると、家族会員まで適用になります。
100円で1マイル貯まるようになるので、一気にポイントが2倍になり、あっという間にさくさくマイルが貯まっていくのです。
しかも、ポイントとは違って直接マイルが貯まる形になりますので、利用がスムーズです。
JALカードは、VISA、Master、JCBのラインナップから選ぶことができます。入会時、もしくは更新後の最初のフライトで1000マイルももらえるのでお得です。
たとえば、120万円分買い物すれば、東京と沖縄の往復航空券の15000マイルが手に入るので、ショッピングマイル・プレミアムは相当便利です。
JALだけのサービスなので、3240円払う人がほとんどだというのもうなづけます。
なんとJALには、100円2マイルのクレジットカードも
JALカードにはいくつかの種類があります。
そのうちのひとつ、非常に高還元なのが、CLUB-Aゴールドカードというものです、JALカードのなかでもゴールドカードのランクで、3240円払わなくとも、ショッピングマイル・プレミアムと同様の100円で1マイルが貯まります。
非常にマイルが貯まりやすいカードなのですが、年会費は17,280円もかかります。ゴールドカードなので、年会費がかかるのですが、それでも通常のゴールドカードより割高です。
その分だけ、フライトのマイルが25％増しでもらえるなど、サービスは抜群です。海外旅行傷害保険もなんと最大1億円となります。
そして、2000マイルが、毎年初フライトでもらえるのです。入会時には5000マイルなので、相当なマイルがハイペースで貯まります。
空港ラウンジも使えますし、かなりお得度の高いクレジットカードなので、マイルを貯めようと思うのであれば、おすすめです。
ファミマやエネオス、大丸や松坂屋などの、JAL特約店で、マイルがさらに倍になるサービスもついていますので、特約店で積極的に貯めるのをおすすめします。
ANAマイルも貯まる！ANAカード
ANAカードというものもあります。ANAカード全般にいえることなのですが、ANAカードは、ポイント制なので、ポイントをマイルに移行するという手間が発生します。
マイルの交換には、その都度移行するタイプと、まとめてマイルを移行するタイプとがあります。都度の場合は、コツコツと日々のポイントをマイルに貯めていくのにおすすめです。
そして、まとめてマイルに移行するタイプがあります。6480円をオプションで支払うことによって、1ポイントで10マイルが新しく付与され、還元率はなんと1％にアップするのです。
ポイントのタイミングでは少ないのですが、マイルにまとめて換算するタイミングで、2倍から10倍になります。
ANAカードの入会時に1000マイル、カードの更新時に1000マイルが加算されるので、どんどんマイルが貯まっていきます。
LCCの登場で、最近の航空券は安くなりました。しかし、ANAやJALはナショナルフラッグ・キャリアなので、まだまだ値段は高く、最低でも１万数千円します。
それを無料で往復航空券を貰おうと思ったら、マイルにして１万3000マイルは貯めなければなりません。
マイルをかなり貯めないといけないので、この6480円支払って1000円10マイルもらえるオプションをつけておくのがおすすめです。
たとえば、ANAでマイルを使って沖縄に行こうと思ったら、羽田からの便で14000マイル必要です。
このマイルを、6480円払って10倍にして移行しようと思ったら、通常280万円の決済が必要なところ、140万円の決済で事足りるのです。
140万円だったら、半年から1年程度で決済が終わってしまう人もいるのではないでしょうか。
ポイント換算が苦にならない方なら、1.62％還元のソラマチカードがおすすめ
ソラマチカードは、東京メトロ発行のクレジットカードです。
ソラマチカードなら最大1.62％還元なので、ポイントの移行が苦にならないのであれば、マイルが貯まりやすいので陸マイラーにおすすめです。
都心部に住んでいると、東京メトロを多く使うことだろうと思います。入会と契約時に1000マイルかかり、毎日の買い物ではOkiDokiポイントが貯まります。
さらに、東京メトロに乗車すれば、メトロポイントが貯まっていくのです。
OkiDokiポイントもメトロポイントも、移行すればマイルに交換することができます。マイルがどんどん貯まっていくのでマイルが貯まりやすいクレジットカードのうちのひとつです。
ソラマチカードは東京メトロのメトロポイントが、100ポイントあれば90マイルに換算されるなど、かなりレートがお得です。
さらに、LINE Payのプリペイドカードと組み合わせることで、最大1.62％になるのです。
LINEポイントに換算し、そこからソラマチカードのメトロポイントを手に入れて、さらにANAのマイルに交換するという仕組みです。
ただしブランドはJCBのみとなりますし、ANAに限定されたマイルとなります。
そしてソラマチカードは2160円の年会費がかかってしまいますが、マイルがガンガン貯まっていくことを考えると、相当お得だといえます。
マイルをどのぐらい貯めれば、ハワイに行ける？
では、マイルをどの程度貯めれば、ハワイに行けるのでしょうか。マイルを貯めてハワイに行くには、ひとりあたりどの程度の決済が必要か、計算していきましょう。
まず、ハワイにいくのに、ローシーズンの場合、往復で35000マイル必要です。ビジネスクラスの場合は60000マイルが必要です。
この35000マイルは、ローシーズンなのですが、ハワイは常夏の島なので、いついっても楽しめるため、ローシーズンに行くことを検討してみます。
そこで、35000マイル必要な場合は、通常700万円ほどの決済が必要です。クレジットカードで700万円というと、日常の買い物だけでは足りず、さまざまな高額品を購入している必要があるのではないでしょうか。
マイルの期限は3年なので、なかなか貯めるのは大変です。
しかし、ANAの移行手数料を6480円支払うと、ポイントが1％還元になって、1ポイントで10マイル貯まります。それを使うと、350万円分の決済で35000マイル貯まります。
これなら、月10万円の決済を3年続けるだけなので、3年後にはハワイ行きの往復航空券がもらえることになります。
これは圧倒的にお得なので、月10万円の決済なら、電気ガス水道などのライフライン、スマホ代、スーパー・コンビニ、デパートでの高額品決済などでぜひ使ってみてください。
ANAとJALのフライトが望ましい理由
JALやANAでのフライトは、LCCと比べて安心感が違います。一般に、飛行機事故は交通事故よりもはるかに低い確率でしか発生しないことが知られています。
それでも、LCCは遅延も多く、メンテナンス面も不安であることが多いと思いますので、JALやANAのフライトとは安心感が違います。
また快適さも違うので、座席も広いですし、お茶などのサービスも極めて良質です。LCCはお茶がでないので、フライトのあいだじゅう非常にしんどい思いをすることになります。
格安ツアーでハワイにいくよりも、ワンランク上のハワイが体験できますので、LCCよりもANAやJALでフライトをされることをおすすめします。
ANAとJALならどちらが良い？
ANAとJALのカードではどちらが良いのでしょうか。
どちらも同じようにマイルが貯まって、同じように無料航空券がもらえます。どちらも全国各地、世界中に就航しており、JALでもANAでも同じ様に、サービスを受けられます。
どちらにしようか迷うことだろうと思います。
そこで、しっかりとフライトの就航場所をチェックしてください。
大都市圏のフライトはJALもANAもどちらも同じ様に就航しており、羽田札幌間ならどちらでも構いません。
しかし、同じ北海道でも、道東に行こうと思ったら、ANAが根室中標津空港でJALが釧路空港というふうに、場所が大きく異なる場合があります。
そうした点をふまえて、ANAにするかJALにするか、決めていただければと思います。しかし、海外のメジャー空港ならば、ANAもJALもどちらも就航していますので、どちらでも構わないのです。
そして、あえてポイントの観点からみてみると、JALのほうがマイル移行もないですし、3240円のプレミアムオプションがあるので、お得感といいますか、利便性は高くなるのではないでしょうか。
陸マイラーにとってもっともマイルが貯まりやすいのは？
実はあまりフライトを使わない、いわゆる「陸マイラー」の人も多いのではないかと思われます。そんなとき、おすすめなのが、アメックスカードです。
1000円で1.5ポイント貯まるので、ANAでもJALでも、好きな方を貯めることができるので、マイルを貯めたいけれどどちらのフライトにしようか迷っている際におすすめです。
アメックスなら、年会費は１万円かかります。しかし、セゾンクラブに入ると1000円が10マイルになるので、かなりお得となるのです。
セゾンクラブは年会費4000円なので、クレジットカードの維持費が意外とかかりますが、それでもマイルを効率よく貯めていくのにおすすめです。
セゾンマイルクラブなら、1000円で10ポイント貯まるので、特にJALに関していいのではないでしょうか。
還元率が1％なので、100万円購入すれば10000マイルもたまります。これなら、無料航空券まであっという間です。
さらに、セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは、いわゆるゴールドカードなので、空港ラウンジのほか、荷物ポーターサービスやホテルレストランの優遇、海外旅行傷害保険といった各種サービスが付帯しているので、極めてお得なカードとなります。
クレジットカードは、基本的にゴールドカードがおすすめです。陸マイラーでも、アメックスゴールドを持てるようになれば、マイルがどんどん貯まっていきます。
ANAとJALのマイルを貯めよう
ANAとJALのマイルを貯めるべくみてきました。JALかANAかでいうと、JALのほうが若干ですが、貯めやすさのようなものはあるのではないでしょうか。
しかし、JALもANAもどちらも素晴らしく、陸マイラーにとって、とても貯めがいのあるクレジットカードとなります。
ANAカード、JALカード、ソラマチカード、アメックス、他にもマイルを貯めることはできますので、是非参考にして下さい。マイルは使ってこそのマイルです。
ぜひ海外に出かけたり、国内の知らない土地を旅したりしてみてください。きっと新しい発見ができますよ。楽しみですね。
